健康と運動 |
投稿:yamada |
世界保健機関(WHO)は2010年、「健康のための身体活動に関する国際勧告」というものを出しておりその中で中強度の運動を150分/週を推奨しています(65歳以上の方も身体能力や健康状態を許す限り同様としている)。
では、中強度の運動とはどれくらいのものを指すかというと、
60代以上 → 3.0〜4.9METs
とあります(6.9METsは中強度にしてはきついとは思いますが若い方なのでいいかもしれませんが…)。
では、60歳以上の方が行う3METs以上の運動には何があるかというと。
・階段運動3.5METs ・体操(競技ではない)4METs ・太極拳4METs ・バドミントン4METs など。
ただし、3METs以上の運動の中には階段の昇降運動も含まれますが、変形性膝関節症の方に、運動がいいからと階段の昇降運動を勧めることはありません。1分間に67歩(時速4km)を目安にした歩きでも3METsの運動強度になるかと思いますのでお身体の状態に合わせて運動を選ぶとよいでしょう。
では、中強度の運動をすると何がいいのかというと、1日15分以上で動脈硬化や骨粗鬆症、糖尿病のリスクが減るといわれ、1日7.5分の運動では認知症になるリスクが減るといわれています。
健康のために適度な運動を心がけるのもいいかもしれませんね。 |
2016年9月23日(金) |
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